人材マネジメント全体を幅広くカバー
従業員の人事情報を管理していない企業はありません。しかし、実際に管理できている人事情報がどのようなものかを見ると、主に人事発令や給与計算に必要な人事部門のための「管理データ」ばかり、ということがほとんどです。こうしたデータは、結局は結果データに過ぎないために、例えば誰をどこに配置するかという意思決定には使えません。
最前線ではたらく従業員をマネジメントするために必要な人事情報とは、誰がどの部署でどのような業務を経験し、どのような知識やスキルを習得し、どのような成果を創出したのかということです。こうした情報をきちんと整備せずに「管理データ」だけに依存して経営をすることは、極めて危険です。
人材マネジメントを実現し、機能させるためには、公式・客観的な「管理データ」だけでなく、非公式・主観的な「マネジメント情報」を収集することが必要です。しかも、人材マネジメントの全体像が示すとおり、マネジメント情報は採用から配置、育成、評価、処遇にいたる一連のライフサイクルのそれぞれのフェーズに遍在しているため、情報の収集もそれぞれのフェーズで行わなければなりません。
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